投資の哲学 -理論で為替市場に勝つためには-
4-9.レバレッジとは？レバレッジ比率はどれくらい？ レバレッジとは？ 既にご存知の方も多いかと思いますが、レバレッジについて簡単にご説明いたします。 ここでは外国為替証拠金取引の魅力①で述べた証拠金の考え方が元になってきます。 証拠金：100,000円 為替：1米ドル=100円 想定上の金額：10,000米ドル(=1,000,000円)へ投資 レバレッジ比率：10倍 外貨預金ですと、100,000円では1,000米ドルにしか投資することはできません。 ただし、外国為替証拠金取引では証拠金によって、10,000米ドルに投資することが可能です。 つまり、10倍の金額に投資していることになります。これがレバレッジ10倍の投資です。 為替の変動でリスクとリターンを見てみましょう。 為替：1米ドル=100円→120円 外貨預金の場合 1,000米ドル×120円=120,000円→20,000円の利益 外国為替証拠金取引の場合 10,000米ドル×120円=1,200,000円→200,000円の利益 為替：1米ドル=100円→80円 外貨預金の場合 1,000米ドル×80円=80,000円→20,000円の損失 外国為替証拠金取引の場合 10,000米ドル×80円=800,000円→200,000円の損失 つまり、外貨預金と外国為替証拠金取引の利益と損失が10倍の違いになっていることに お気づきでしょう。 これは全く当たり前のことで、投資している金額が10倍であるため、利益や損失も10倍になるのです。 では、レバレッジ比率は何倍が適当でしょう？ 最近は100倍やそれ以上のレバレッジ比率を選択出来る業者さんが増えてきました。 投資効率の面で考えれば、レバレッジは高いに越したことはありません。 簡単に100倍の例で説明します。 証拠金：100,000円 為替：1米ドル=100円 想定上の金額：100,000米ドル(=10,000,000円)へ投資 レバレッジ比率：100倍 為替：1米ドル=100円→101円 100,000米ドル×101円=10,100,000円→100,000円の利益 為替：1米ドル=100円→99円 100,000米ドル×99円=9,900,000円→100,000円の損失 つまり、100,000円の証拠金でレバレッジ100倍に投資すれば、100円が101円になった場合で、100,000円儲けを出すことが可能となります。 ただ、現実には不可能だと僕は思っています。100円が99円になった場合、証拠金は吹き飛びます。 その前に、99.50円や99.25円になった場合に追加証拠金取引が必要とされたり、強制的に売却されてしまうことが生じるためです。 本当のプロであれば、実質100倍のレバレッジでも取引が可能かも知れませんが、実際のところそれほどおおきなレバレッジをかけることはできないと考えています。 ですので、レバレッジの自由度が高いほうがいいとは思うのですが、実際に取り扱うレバレッジの量はせいぜい10倍を目安に取引を行うのがよいかと個人的には思われます。 レバレッジの基本 大きい方が効率性や自由度は増すので望ましい。 但し、実際の取引では10倍までと自分で限度を決める必要有り。 4-10.信託保全って？ 為替トップページに戻る |
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