投資の哲学 -理論で為替市場に勝つためには-
外国為替証拠金取引の魅力 そのA 前の頁では為替の変動によって大きな利益を生むことを中心に説明いたしました。 では、外貨預金で述べた金利の魅力は外国為替証拠金取引では失われてしまうのでしょうか? 決してそんなことはありません。 金利と同じようなものを得ることができます。それがスワップポイントです。 スワップとは交換という意味です。円と外貨を交換している時に発生するポイントがあります。 そす、それがスワップポイントです。 このスワップポイントが外貨預金の金利の代わりをしているのです。 具体例を見て考えたほうがよいでしょう。 前回と同じように、100,000円を持っていた場合で考えていきたいといきたいと思います。 1米ドル=100円とわかりやすく設定して、米ドルの金利が4.00%だとします。 まずは米ドルを購入します。 100,000円÷100円=1,000米ドルです。 その後、4.00%の金利で一年間預金していたとすると、 1,000米ドル×4.00%=40米ドルです。 一年後も1米ドル=100円だったとすると、40米ドル×100=4,000円です。 4.00%の利回りですね。(為替が変動していないので、当然ですが・・・) まずはじめに行うのは、証拠金を業者さんに保管することです。 その後、10,000米ドルに投資した場合、見えない部分ではどういう取引が行われているのでしょう。 1米ドル=100円の時だと、こんな取引が裏では行われていることになります。 想定上の取引:10,000米ドル受け取る代わりに、1,000,000円支払っている。 もちろん、これは見えない部分の取引で実際に10,000米ドル使えるわけではありませんし、1,000,000円必要なわけでもありません。100,000円をもとに行っている想定上の取引です。 ただ、この持っているはずの10,000米ドルにも金利はついているはずです。 また、支払った1,000,000円の金利は相手に払ってあげる必要があります。 というわけで、見えない部分の1日分の金利の受取/支払はこんな感じになっています。 わかりやすく米ドルの金利4.00%、円の金利0.10%、日数は365日計算を用いるとして、 (受取) 10,000米ドル×4.00%×1日÷365日=1.10米ドル=110円 (支払) 1,000,000円×0.10%×1日÷365日=2.00円 裏で行われている見えない取引としても、実際に受け取る権利は証拠金を預けて 取引を行っている貴方にあるはずなので、その差額の108円は日々受け取ることができるのです。 これがスワップポイントの考え方で、外国為替証拠金取引の魅力の二つ目です。 なぜ、魅力なのでしょう? 100,000円の証拠金に対して毎日108円が手に入る。 利回りに直すと、39.42%(年率:税引き前)です。 (108円÷100,000円÷1日×365日×100=39.42%) 外貨預金だと4.00%だったことに比べると、おおよそ10倍の違いがあることがわかるでしょう。 外国証拠金取引の基本 スワップポイントも魅力的。 4-4.外国為替証拠金取引のリスク その@ 為替トップページに戻る |
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